デジタルサイネージは、電子的な看板です。ディスプレイやプロジェクターを設置して、写真画像や動画を表示させるための機器や情報メディアを言います。ホテルのラウンジなどに設置をしてサービスの案内や旅行客向けの現地の天気や交通情報を紹介することもできますし、手持ち無沙汰の方にニュースを提供することも可能です。また、入り口やエントランスに宿泊施設のキャンペーンを広告したり、催し物の案内や宣伝をすることも可能です。ウェディングシーズンに結婚式会場の下見の案内をしたり、クリスマスなどのイベントで行われるキャンペーンを事前告知したりすることもできます。
特に看板やのぼりを季節やイベントに合わせて交換することがなく、知らせる内容のみ変えればいいので手間もかからずに運用できる所がメリットです。
コンピュータと連動させるメリット
デジタルサイネージを利用する場合、パソコンなどのコンピューターと連動させると、広告の内容をその場で変えることができるため非常に便利です。特にWi-Fi接続ができるようにインターネット回線が整備されていると非常に簡単に行えます。
看板用のディスプレイにセキュリティ対策用の装置であるドングルを設置し、Wi-Fi接続でインターネットに接続できるようにします。離れた場所から、インターネットとブラウザを使って広告宣伝や通知する内容を変更することもできますし、日にちや時間によってスケジュールの管理をして表示させる内容を変えることもできます。
ホテルの場合は、事務室や業務を行う部屋はラウンジや入り口と離れた場所にあることがほとんどでしょう。わざわざ出向くことなく、ウェブブラウザ上から編集したり、広告の入れ替えができるのでとても便利です。
無線lanがおすすめの理由とは
デジタルサイネージの利用をするのにWi-Fiの接続が必須の場合、インターネットと繋ぐにはケーブルが不要な無線lanを使うことを勧めます。ケーブルがあると床や壁がごちゃごちゃとして汚い印象になりますし、見栄えも良くないことがあります。ホテルのラウンジや入り口のような場所は非常に混み合いますので、ケーブルがあると利用客やスタッフの人通りが多く、引っかけて転ぶ可能性が高くなります。ケーブルが抜けたことにより、突然回線が切断すると機器に不具合を起こさせる原因ともなりかねません。また、おのおのの客室にインターネット回線を導入する場合は、スマートフォンやタブレット等で繋げられる無線lanの利用が望ましいので、一緒に利用ができることから無線接続の回線を整えた方が有効に利用できるでしょう。